LA-HTL3|縁生の庭 100年後の生命と人の森

対象地の京都市は三方を山々に囲まれ、北から流れる急流河川の影響で扇状地が構成され南に標高が下がる地形。

計画地は白川扇状地と琵琶湖疎水が出会う岡崎地区。

計画地周辺には平安神宮をはじめ、美術館、図書館などが集まる文教地区。

計画地は京都市京セラ美術館の七代目小川治兵衛が作庭した東庭園含む16000㎡のリ・デザインである。

七代目小川治兵衛が当初案に思い描いた加茂川上流の風景をもとに東山を借景とし、

加茂川源流の北庭園、加茂川から海への東庭園下段、加茂川渓谷の東庭園上段、加茂川上流の南庭園、

鴨川の西庭園、疏水の景観として親水庭園の構成。

また疏水の水を汲み上げ京都の地形に倣い敷地北東から南西に流し、東庭園上段から疏水へ、

また南庭園、西庭園そして疏水へと戻す構成。

記憶に残る風景を、認知心理学のチャンクをもとに7+2の視点場を提案します。

視点場1:東山を借景に自然共生としての親水風景

視点場2:100年後の森をイメージした庭園全体の風景

視点場3:源流の北庭園の風景

視点場4:中央ホールからみる東山を借景とした東庭園の風景

視点場5:東庭園のシンボルとして落水音を感じる円形の水盤の風景

視点場6:東庭園下段の比叡山、東山を望む風景

視点場7:東庭園上段の生命が暮らす渓谷の風景

視点場8:加茂川上流の野草がある南庭園の風景

視点場9:鴨川の水滝がある西庭園の風景

日本人は木や岩に神が宿ると考え、自然への畏敬の念を抱き祈りの対象とし、

森羅万象あらゆるものに神は宿るという考えが日本人の心 。

生命宿る場所での体験を記憶に残すことで自然との共生に必要な情緒の心を育まれ、

長期記憶に残ることで自然共生への行動が促されると考える。

京都芸術大学大学院 2025/M1/1Q

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