大阪中之島美術館
SPACE IN BETWEEN:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン展へ
芸術家とスイスを代表するグラフィックデザイナーの回顧展である。
吉川静子の構成的なデザインと色の選択、組み合わせが記憶に残り個人的にすごく好きな作品群だった。
どれも違和感なく緊張感のあるバランスで、かつエネルギーを感じた。写真はシルクロードというタイトルの作品。最初期は白のキャンバスや白の作品を多く作成していたが、徐々に色鮮やかに、かつ直線から曲線へと変化していく。彼女の暮らしの風景がどのように変化していったのだろうか。またその時の体験が作品に表現されていく姿は彼女自身の精神の表現でもあるのかなと想像してみた。
色影という作品は立体的で色の移り変わりを表現している。シームレスに途切れることなく色と影の変化が続くことで空間にも変化が与えられている。
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